思わず本屋さんで手に取った。買った。
何度も読んでいるはずなのに。
芥川龍之介「蜘蛛の糸・杜子春」
ブックデザインのせい。
そう。「新潮文庫の100冊」限定specialカバー。
あざやかな本が本棚を飾っている。
色と本の内容との関係はあるのだろうか。。。
この本の色は魅力的なのに、なんでこの本でこの作家…?
といった疑問もなきにしもあらず。
そして この芥川の本は、
なんと灰色。
うーん。
けれど、学生以来ふたたび この本を手に取ることになった。
高校生のとき、かなり芥川読んだはず。
夏休みの読書感想文で、長編を読むより楽と考えほぼ全部ノルマは芥川。
短編多いですから。
とはいえ内容はかなり深い。
そこに引き込まれました。
今回の文庫にある「蜘蛛の糸」「杜子春」という名作をはじめ、
好きなのは「奉教人の死」「東洋の秋」「雛」。
今回この文庫ではじめて読んだ「白」。
なにが白なのか。
犬の名前なのです。白い犬なのです。
犬目線の作品なのです。
読み始めると、「きゃぁん きゃぁん」
という犬の鳴き声表現が 個人的に気になりました。
そして新聞記事のくだり。
ギアチェンジな手法が心地よい。
そしてラスト。
よかったー! よかったね。安堵感。
誰のために書かれたものなのか。
子供用なのか。
しかし、人間自身をもある意味うつしているような
「みかけ」と「本質」
そんなことまでも めぐらせてしまう
AKUTAGAWA
秋。午後4時をすぎてもう日は暗い。
ページをくる紙の音ここちよく
静かにすぎていく時間。
好きなひととき。
贅沢なひととき。


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